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SHIRO MISO ZONI — HOKKAIDO NEW YEAR SOUP

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冬のレシピ

白味噌雑煮
─ 北海道流正月の一椀

⏱ 調理時間:40分 👥 2〜4人前 ★★☆☆☆ 初中級

一年の始まりに食べる雑煮は、日本中でその地域の文化と歴史を体現します。北海道では、本州の影響を受けながらも独自の発展を遂げた雑煮の文化があります。この白味噌雑煮は、京都の伝統を北海道の食材で解釈し直したもの。甘みのある白味噌の優しいスープに丸餅が溶け込み、北海道産の根菜たちが力強い旨みを添えます。新年の朝に、家族の温かさを感じる一椀。

白味噌雑煮

作り方

1

出汁を引く

昆布15g・干し椎茸2枚を水1リットルに前夜から浸漬して冷蔵庫に入れておく。翌朝、昆布を取り出して弱火にかけ、70℃になったら椎茸も引き上げる。かつお節20gを加え30秒で濾す。

ポイント:前日から仕込むことで、昆布・椎茸の旨みを最大限に引き出せます。正月の朝は忙しいので、前夜の準備が肝心です。
2

野菜を下ごしらえする

大根は1cm厚さの半月切り(または梅型に抜く)。人参も同様に型抜きする。里芋は皮をむいて小口切り。それぞれ下茹でする。大根・里芋はやわらかくなるまで10〜15分、人参は5〜7分茹でる。

3

餅を焼く

丸餅(または切り餅)を網の上でこんがり焼く。表面に少し焦げ目がつき、膨らんできたら焼き上がり。焼き立てをお椀に入れておく。

ポイント:餅を直接汁で煮ると汁が濁るため、別に焼いてから椀に入れる方法が美しく仕上がります。
4

白味噌仕立てにする

出汁を温め、下茹でした野菜を加えて3〜4分煮る。火を弱め、白味噌(北海道産)大さじ4〜5を出汁で溶きのばしながら加える。味を確認し、必要であればみりん小さじ1を追加。沸騰させないよう注意。

ポイント:白味噌は赤味噌より塩分が少なく甘みがあります。量はお好みで調整してください。沸騰させると風味が飛ぶので要注意。
5

盛り付ける

焼き餅を入れたお椀(漆器が正式)に白味噌汁と野菜を盛り付ける。三つ葉を散らし、ゆず皮を細く削いでのせる。温かいうちにすぐに提供する。

北海道流雑煮のポイント

  • 北海道の白味噌は本州産と比べてやや甘みが少ない場合があるため、砂糖またはみりんで調整する
  • 「角餅か丸餅か」は地域で異なる。北海道は切り餅(角餅)が主流だが、どちらでも美味しい
  • 具材に鶏肉や鮭を加える家庭も多い。鮭を入れる場合は最後に加え、加熱しすぎないこと
  • 里芋はぬめりが出やすいため、下茹で後に水洗いしてから汁に加えると仕上がりが綺麗
  • 使うお椀は朱塗り漆椀が最も正式。蓋付きのお椀で提供すると一気に格が上がる

雑煮という文化

雑煮は日本各地で異なり、その地域の歴史・文化・食材を反映しています。関西では白味噌仕立てに丸餅が定番ですが、関東では澄まし汁に角餅というのが一般的。北海道では本州各地から移住してきた人々の文化が混ざり合い、独自の多様な雑煮文化が生まれました。

白味噌の優しい甘みは、長い冬を耐え忍んだ後の新年に、心からのぬくもりを届けてくれます。家族が一堂に集い、同じ椀の温かさを分かち合う元旦の朝──雑煮はただの料理ではなく、年の始まりを祝う儀式なのです。

「雑煮の椀は、一家の物語が詰まっている。母から受け継いだ味、祖母の手仕事、家族の歴史。椀の温もりに触れるたび、日本人は自分の根っこを確かめる。」

材料(2〜4人前)

  • 丸餅(または切り餅)4個
  • 白味噌大さじ4〜5
  • 一番出汁800ml
  • 大根6cm
  • 人参1/2本
  • 里芋4個
  • 三つ葉適量
  • ゆず皮少量
  • みりん小さじ1
  • 昆布15g
  • かつお節20g
  • 干し椎茸2枚

レシピ情報

調理時間40分
人数2〜4人前
難易度
季節冬(正月)